logo_frame_picture
banner_frame_picture
logo_frame_picturelogologo_frame_picture
banner_frame_picturemain_bannerbanner_frame_picture
logo_frame_picture
banner_frame_picture
site_data
menu_picture
menu_picture
作者 原作 涼宮ハルヒの憂鬱
ジャンル 病み,死ネタ
カップリング キョン-ハルヒ
掲載 2007/07/12(Thu.) 更新 -
ズット一緒ニ





ねぇキョン、アンタが悪いのよ?

アンタが私から離れていこうとするから。

いつまでも、一緒にいるって言ったじゃない。




でもね、もう大丈夫。

大丈夫よ、キョン。




もうずっと、ずーっと一緒だから。

私はね、アンタさえ居れば何にも要らないわ。

もう、誰にも見せてあげないんだから。




〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜





 キィィ・・・。

軋む音と共に開く重い扉。

静かに階段を下りていき、冷えた扉に手をかける。

誰にも教えていない部屋。

私とあの人だけの秘密の部屋。



大好きなアナタが其処で待っていてくれるの。



「…キョン・・・」



名前を呼んで、真っ暗なその部屋の明かりをつける。

白いベットに横たわるのはアナタ。




綺麗な顔して眠っちゃってまぁ。

「ふふっ、好きよ、キョン。」

そう言って、私はアナタにキスを贈るの。



アナタは何にも反応してくれないけれど

いつも素直じゃない私がこんなに行動してるんだもの

絶対喜んでくれてるわよね。



冷えた地下室に私とアナタ。

誰にも邪魔されない私達の仲。

歪んでいてもこれも愛。



私のアナタへ捧げる最大級の愛。



ゆったりとアナタに寄り添いながら小瓶を取り出す。

小瓶の中には鮮やかな紅。



「ふふっ…いつ見ても綺麗ねぇ」



コクリ…コクリ

ゆっくりと時間をかけて身体の中へ入れていく。

最後の一滴まで残らず呑み尽くす。



寄り添っていた身体を抱き締めて、

アナタから抜き取った血を呑んでいく。

ほら、コレで私とアナタは一心同体。




幸せ過ぎて狂ってしまいそう。




ずっと、ずーっと一緒だよ。

離してなんかあげないんだから。









だぁれも知らない、冷えた地下室。


私たちだけの世界。


私は此処で永遠にキョンを愛していくの。


誰も邪魔する事は赦さないんだから。












「アイシテルわ・・・キョン」






〜終〜





+アトガキと言う名の言イ訳+
 えぇ、ハルヒ怖いですね。うん。
補足説明しないと判り難いかもしれない描写でスミマセン。

まず、キョンは死んでます。(キパッ)
ハルヒが手を下しました。
方法はご想像にお任せします。

で、現状として、キョンはどこかの地下室に安置されています。
地下室のある場所は何処なのか?
それも、読者の方のご想像にお任せしたいと思います。
ハルヒの家の地下なのか、はたまた人里離れた場所なのか…。
キョンの身体は血液を全て抜かれ、防腐処置もされて
まぁ要するに「お人形」状態です。
作中でハルヒがキョンの血液を飲んでいますね。
抜いた血を丁寧に小瓶に入れて保存しているんです。

 ハルヒはただ、純粋にキョンが欲しかったのだと思います。
人を愛するという方法が他の人とちょっと違っただけで。

 さて、こんな作品を書いてしまいましたが、
読者の皆さんは大丈夫でしたでしょうか?
読んでいて気分が悪くなった方は、お大事に。
Web拍手、設置中です。ポチッと押してやって下さい、作者が泣いて喜びます。
拍手レスはブログでさせて頂きます。

簡易掲示板です。どんな些細なことでも結構ですので、何かメッセージ等ありましたら是非こちらへお願いいたします。
なお、この掲示板は蒼の作品ページ全てで共用しているため、感想等を送られる方は、作品名の併記もお願いいたします。

main_contents_frame_picture